・『青猫』萩原朔太郎
中原中也の詩集を読み返そうと思って探してたら朔太郎が出てきた。
実は中也より、朔太郎の方が好み。
「蛙の死」とか書いた人です。
この人は天才だと思う。けど、病気の感性。
共感する私も病気なのかもしれないな。
不勉強でどんな生涯を送った方なのかよく知らないのですが、この感受性は日常生活に支障をきたすレベルだと思う。
検閲されて風俗壊乱という理由で削除を命じられたという「愛憐」いいっすっ!思わずエロい妄想しちまうね。
でも「竹」なんかも好きだったりします。
ぐっときた詩のタイトルをいくつか挙げておくので、気になった方は読んでみるよろし。
 
「殺せかし!殺せかし!」(殺せ、を強めてるんだよね。何つータイトルだ…)
「死」(諸君、こいつはいつたい、なんといふ鵞鳥だい。)
「春の芽生」(春をタイトルに使ってるものは他にもあって、みんなあやしい)
「鶏」(とおてくう、とをるもう、とをるもう。)
「郵便局の窓口で」(靴も運命もすり切れちやつた。)
 
んー。選ぶの難しいね。