+1

リアルでよく知っている友人とメッセンジャーとかでチャットするとき、画面上の文字を頭の中でその相手の声に変換して読んでいる。
会話の間とか、その相手ならではのひねくれた同意の仕方とか。相手がどんな顔でそう言っているのかまで想像できたりする。
じゃあ、よく知らない人が相手だったらどうだろう。
普段私は、知らない人とチャットはあまりしない方だと思う。
でも、数ヶ月前、リアルの友人が、自分の友人を紹介してくれました。ネット上で…。
当然、顔を見た事も声を聞いた事もない相手で、分かっているのは性別と年齢ぐらい。
さて、困った。予備知識が無い。
私も含めてたいていの人間は、文字を読むときに頭の中で音読しています。音読ということは、声に調子があるってことで。相手が打ち込んだ文章を読んでるのだから、当然自分の声ではなく。
意識しないうちに、チャットの文字に当てる声を頭の中でつくりあげてしまっていました。
その声は、なぜか中学生ぐらいの男の子の声。やや女性的な性格をしてそうな感じでした。
何でそんな声を思い浮かべたのやら…。
後に、その相手とはリアルで会うことになったのですが、当然のごとく、ぜんぜん違う声をしていました。
で、会って会話して。家に帰ってからまたチャットしてみると、チャットでの音声はまた中学生の声。(を思い浮かべてしまうってことです)
最初、そのずれに自分でも気付かないでいて、なんか変だなあ、と思ってました。
チャットで文字を見た時に浮かぶ音声と、実際の声がぜんぜん違うんだもん。変なはずだよ。
好きな漫画とか小説とかがテレビアニメ化して、声がイメージと合わない時の違和感、とまでいうと言いすぎだけど、それと似た感じかも。
何度か会ううちにやっと、現実の声の記憶が脳内音声に勝つようになりました。
……。
この日記、場所を移動したり日付をまたいだりしながらちょこちょこ書いてたので、書き始めたときにどういう結論に持って行こうとしてたのかすっかり忘れた。
まあ、いいか。
 
事実は一つだけど、私が見てる現実とあなたが見てる現実は異なるかもしれない。
現実は解釈によって変わるって話に持って行きたかったのかな。
あと、文字情報の不確かさと誤解について、とか。
うーむ。
ま、いいや。